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【ミライづくりブログ】SMO南小国 未来づくり事業部に所属するコーディネーターたちの、日々の活動を紹介していきます。
2022-01-20

挑戦しつづけられる地域に大切なもの

あけましておめでとうございます!
2021年も大変お世話になりました。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
ミライづくり応援隊長の安部千尋です。

さて、2021年も、いろいろやってきたわけですが、個人的に発見したことをお伝えいたします。
タイトルにある、挑戦しつづけられる地域に大切なもの。
何だと思われますか?

『あそび』『まつり』です。
※諸説あります

島根県に、海士町(あまちょう)という人口2300人の離島があります。
40年前から改革をはじめ、人口は回復しているし日々新しいことが行われているまち。
2020年に初訪問したのですが、ご縁があり2021年も伺うことに。

「40年も挑戦しつづけられるなんて、本当だろうか?主に活動している人が入れ替わったり、がんばっている人が疲れてしまったり、コントロールできないハプニングもあるなかで、歩みを止めないためにどんな秘訣があるんだろう?」

そんな疑問を持ちながら3日間を過ごし、私なりに見えてきた秘訣。
それが『あそび』と『まつり』でした。

『あそび』とは。

海士町では7~8月に、海にもぐってウニやアワビを獲るそうです。
この漁の話をしているときの、町の皆さんの楽しそうなこと!
自然と戯れ、恵みを存分にいただく、この時間をとっても大切にしていることが伝わってきました。
しっかり楽しむ、ゆるむ、感謝する。

この『あそび』があるから、明日への活力が湧いてくる…という気がしました。

『まつり』とは。

いわゆるイベントとしてや、やらなくてはならない行事としての祭ではなく。
普段の役割や肩書を下ろし、普段会わない人たちと混ぜこぜになること!
見知ったはずの人のいつもと違う顔、まつりならではの高揚感のなかでの会話。
ここでも、しっかり楽しむ、ゆるむ、感謝する。

日々にリズムをつけるような、軽やかで楽しくて、またやりたいと思えること。

いいことばっかりじゃない道のりの中で、それでも楽しみを見つけたり、みんなで力を合わせる機会をつくっておく。
そんな心もちが、大切なのではと思えた訪問でした。

挑戦、と聞くと、なんだか清水の舞台から飛び降りるような、今までと全然違うことをしなければならないような、そんな大仰な響きがあるかもしれません。
私たちの思う『挑戦』は、ふだんのくらしと地続きの、小さな変化です。
小さな変化なのだけど、日常をちょっと良くするもの。その積み重ねの先に、大きな『望んでいる未来』があるのだと信じています。

今年も一歩ずつ、進んでいきます。
応援していただけると、いっしょに歩んでいただけると、うれしいです。

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