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【ミライづくりブログ】SMO南小国 未来づくり事業部に所属するコーディネーターたちの、日々の活動を紹介していきます。
2021-06-03

町の未来を創る取り組み「社会的インパクト評価」を学ぶ

こんにちは!
未来づくり事業部のコーディネーター佐藤です。

今回は未来づくり事業部が昨年より取り組んでいる「社会的インパクト評価」をご紹介します。

「社会的インパクト」とは?
事業や活動を通じて、社会的、環境的にもたらされる変化・便宜・成果のこと(アウトカム)です。
ここでは、「何をやったか」(何をやるか)ではなく「何を実現したか」(何の実現を狙うか)が語られます。

「社会的インパクト評価」とは?
社会的インパクト評価の定義は、社会的インパクトを定量的・定性的に把握し、事業や活動に「価値判断」を加えることです。
社会的インパクト評価の目的は大きく2つ、「学び・改善に役立てる」ことと「説明責任を果たすこと」に分かれ、どちらも「社会をより良くする」ことに向かっています。

令和2年度は「食と健康」をテーマに置き、まずは課題を抽出しようと話合いの場を持ちました。
その結果「食と健康」の課題は想定していた領域に留まらず、町の様々な課題とつながっていることが明らかになりました。

町内の様々な方に参加して頂き、要因分析ワークショップをしました。

例えば「高齢者のアルコール依存症が多い」という課題があって、それが若者の「アフター5以降にやることがない」や「運動設備がない」という声と繋がっているのではないか?という気づきがありました。

それは、若者の定住にも影響があると考えれらます。

ワークショップの結果をまとめたものです。それぞれの要因が関係しあっていることが見えてきました。

このように、まちで起こっている様々な問題や課題には、実は通ずる要因が隠れている。
という仮説を持って「社会的インパクト評価」の実践に取組んでいます。

令和3年度は、まちづくり課(南小国町役場)と未来づくり事業部(SMO)の今取り組んでいる事業を題材にして「社会的インパクト評価」を学ぶ機会としています。
タイトルは「地域課題のための戦略思考研修 ~効果的な施策の策定、実施、振り返りを実現する~」です。

今年は、講師に学びつつ、実践に落とし込む経験を積んでいきます。

ご興味のある方は、この書籍もおすすめです!

『社会的インパクトとは何か――社会変革のための投資・評価・事業戦略ガイド』英治出版

この学びの先には、
ありたい姿、ありたい町像に向かって着実に動いていける力が身に付くと考えています。

未来づくり事業部は、南小国町のありたい姿を思い浮かべながら、まちづくりに関わっています。
これからも応援よろしくお願いいたします!

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