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【ミライづくりブログ】SMO南小国 未来づくり事業部に所属するコーディネーターたちの、日々の活動を紹介していきます。
2021-05-06

2021年度は『人材』の年!

みなさん、ワクワクしてますか?

南小国の問いかけ屋、未来づくり事業部の安部千尋です。

ありがたいことに、未来づくり事業部もぶじ3年目を迎え、今年度からは『人材』に軸足を置いた取り組みがはじまります。

人材の取組をはじめるにあたり、昨年視察に伺った島根県・海士町

2019年から2年間、未来づくり事業部では、“新しい人と産業の流れをつくる”ために、起業塾や戦略会議、コワーキングスペースの運営に取り組んできました。

この2年間で、地域の課題である“人手不足”には、構造的な問題があることもわかってきました。

南小国町の主産業は、観光業。

観光にはシーズンや、外部要因(感染症やオリンピックやら…)が大きく関わってきます。つまり、一年を通して安定的な雇用を守ることがむずかしい産業です。

ちなみに農業も、阿蘇の気候の関係で夏と冬の稼働量の差が激しい産業です。

また、南小国では家族経営の事業者さんが多いことから、大きな企業のように社内で雇用の吸収ができなかったり、都市部から離れているためにマネジメントなどの知識を得る機会が少なかったりして、構造的な課題に取り組むのは簡単なことではありませんでした。

同じような悩みを抱える中山間地域の小規模自治体も多いです。

…ということは!南小国でこの課題が解決出来たら!全国の中山間地域にも応用ができるのでは?!?!

課題の構造が見えてきているということは、解決の糸口が見えてきているということ。

実は南小国では昔から、観光では半農半宿、農業では春夏は農家・秋冬は林業や加工品づくりなど、シーズンごとに携わる仕事を変えたり、混ぜたりするくらしがありました。

これを現代版にアップデートできればいいのでは…?!?!

今までも事業者さんごとに自社で工夫をされていらっしゃいますが、うちが本腰据えてそこに取り組めれば、ライフスタイルによっていろいろな仕事を組み合わせるなど新しい働き方(ワークシェアリングやパラレルキャリアとかって言いますね)ができるようになり、そんな働き方を求める人があつまることで“人手不足”は解消され、事業者さんは多様なキャリアを持つひとたちと事業に注力することで新たな挑戦がはじまったりして、南小国がより魅力的なまちになるのでは…!!! 

ということで、『人材』やります。

さきほどの仕組みづくりと基盤整備を、いくつかの事業を組み合わせてじっくり行っていきます。

具体的には、ヒアリングからはじまります。気になる方、協力してもいいよという事業者の方、ぜひお声がけください。

新しく仲間になる人の入り口として、起業塾も行います。

町内の連携と挑戦の応援のため、戦略会議のサポートも継続します。

これらを支える器として、未来づくり拠点MOGも日々進化していきます。

いろいろな取り組みをしていきますので、ぜひお立ち寄りくださいね。

人材は、単なる人手や労働力ではなく、ともに地域をつくっていく仲間です。

今年度も、ワクワクしていきましょう!

ワクワクしている未来づくり事業部の仲間たちと(数名欠席
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