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【ミライづくりブログ】SMO南小国 未来づくり事業部に所属するコーディネーターたちの、日々の活動を紹介していきます。
2023-02-02

2022ローカルトリップ

こんにちは。
コーディネーターの佐藤です(^^)/
本日は、今年度開催した「ローカルトリップ」についてご報告します!

▼参加募集のページはこちら▼ 
\1泊2日フィールドワーク/ローカルトリップ2022参加者募集!【8/13-14, 8/20-21】満員御礼となりました

■開催期日:2022年8月13~14日と8月20~21日の2回
■対象:キャリアの岐路に立っている方
■内容:南小国町を巡る1泊2日のフィールドワーク

このプログラムは、「自分の得意なことやこれまで培ってきたスキルを活かして、次のステップへ進みたい」「地元や地域でワクワクしながら貢献したい」というキャリアの岐路に立っている方に向けて。同じようにその岐路に立ち、南小国町で挑戦することを選んだ方々の目線で南小国町を巡る1泊2日のフィールドワークです。

第1回

1日目は、南小国町地域おこし協力隊の當房さんのフィールドにお邪魔しました。當房さんは南小国町にある黒川温泉の入湯手形をつくっている職人さんのひとり。入湯手形の生まれる現場を見せて頂きました。 ※入湯手形についてはこちら

まずは原材料の生産現場へ向かうところからスタート。
「杉と桧の見分け方」「木の育て方」「山のつくりかた」などを教えてもらいつつ、前日まで草刈りをして準備をしたという山道を歩かせてもらいました。

山歩きの後は、入湯手形の加工場へ行き、丸太を輪切りに加工する工程の説明をしていただきました。丸太を輪切りにする際に「割れない」ようにすることはとても難しく、工程の随所に工夫がされていているということを知りました。

また、當房さんの木や山に対する想い、入湯手形に対する想いから「これからは様々な方々に参加してもらえるような活動にしていきたい」と、今後の構想も聞かせていただきました。

2日目は、南小国町地域おこし協力隊のナタリーさんのフィールドにお邪魔しました。ナタリーさんはこの日をとても楽しみに準備していたのですが、当日熱が出てしまい、リモートでの参加となりました。

ナタリーさんは南小国町の農業に合うIoTに関する取組みをしています。
オンラインで繋いで、参加者の皆さんへ向けて活動の紹介と、移住のキッカケなどをお話してくれました。そのあと、ミニサイズのナタリーさんを連れて、実際の現場を見に出かけました。

現場では、その時に設置してある機器を見に行きました。
一つ目はAIカメラを設置している田んぼ。田んぼの水位をLINE通知で知れるようなシステムを開発するためのものです。二つ目は、小水力発電の装置。田んぼに給水するための水路を活用した発電の実験。IoT機器を動かすための電気を現場で調達する試みです。

1回目のフィールドワークでは、「自分の得意な事・出来る事」×「町の課題」を見つけたとこがきっかけで南小国町に関わるようになったお二人と出会っていただきました。

2回目

1日目は、南小国町地域おこし協力隊の園田さんのフィールドにお邪魔しました。園田さんは黒川温泉旅館組合の新規事業に取組んでいます。今回は黒川温泉全体の取り組みの紹介と温泉街の散策、人気食材のあか牛が放牧されている草原まで足を延ばしました。

黒川温泉での散策では、詳しい人だからこその楽しみ方を知れる内容でした。観光で訪れるだけではわからない、黒川温泉街のみなさんの暮らしにも触れる機会になりました。

2日目は、南小国町地域おこし協力隊の寺世さんと長谷部さんのフィールドにお邪魔しました。ふたりの活動の共通点は「小国杉」ですが、それぞれ全く違う方向から小国杉と関わっています。

前半は株式会社Forequeを訪問。長谷部さんより事業内容や、地域の取り組みなどを紹介していただきました。この場所では、小国杉を使ったインテリア用品の展示販売・杉の葉のアロマオイル製造・ファブラボの運営が行われています。長谷部さんより、新しく建設が進むカフェの構想を聞きました。

後半は、近くの川へ移動。ここからは寺世さんのフィールドです。
寺世さんは3Dデータをもとに、小国杉の板材を切削機して様々なものを生み出しています。

その日は台風の次の日。
川は濁っていますが、子どもたちが楽しみにしていたので決行。設置したのは、川にトランポリンみたいな橋をかけて、その上で飛び跳ねて遊ぶための遊具。しかも素材は小国杉。地域の商工会青年部とのコラボイベント。
地域の子供たちのために、大人が一生懸命楽しませようと奮闘している姿を見学しました。

これにて全日程終了です。
南小国町の地域おこし協力隊それぞれの活動フィールドをめぐることができました。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

さいごに

なぜ、彼らは南小国町に辿り着いたのか。
それを通じて南小国町の魅力にも触れていただけるようなプログラムになったのではないかなと思っています。

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