皆さん、こんにちは!
未来づくり事業部・コーディネーターの前田です。
昨年末(12/4-6)に2泊3日のプログラムで実施した『ミライづくり起業塾2020』第1フェーズ。
計8名の参加者を南小国町に迎え、それぞれの想いを込めた“マイプロジェクト”(※)に磨きをかけるべく、メンター・SMOコーディネーター・地域の方々と共に熱い3日間を過ごしました。
※ マイプロジェクトとは…地域の課題やニーズ×地域のリソース×自分のできることや表現したいことを掛け合わせた地域ビジネスプラン。
この3日間、前田は全体のサポート役にまわっていたのですが、濃ゆいプログラム内容と、参加者・メンター陣の熱量もあってか、起業塾の終了と同時に、
「終わった…」
と、ヘロヘロになりながら後片付けをしていました(笑)
今回はその『未来づくり起業塾2020』第1フェーズの様子を振り返ってみます。
未来づくり拠点MOGのボードに残る、起業塾の記憶

「知識があり覚悟を決めたからといって、小人数では世界を変えられないなどと思ってはいけない。実際に世界を変えてきたのはそんな人たちなのだ。」
アメリカの著名な文化人類学者であるマーガレット・ミードさんの言葉。
まさにミライづくり起業塾のマインドそのものかと。
昨年の起業塾に参加し、現在は南小国町で起業型地域おこし協力隊として活動をしているメンバーも、もちろん私も、はじめは知らない土地で、ひとりでした。
でも、地域をよくしたい、自分の可能性にチャレンジし表現したいという熱い想いがあれば…と勇気をくれるような、素敵な言葉だと思います。
最終回である起業塾第2フェーズでは、参加者の皆さんには悔いを残さず頑張ってほしいです!
2020年の起業塾は「じっくり自分と向き合う!」
では、ここでミライづくり起業塾 第1フェーズを振り返ってみます。
今回は、あの場所に行って、あの人にあって、またあの場所に…
といった南小国町を動き回るプログラムではなく、どちらかというとじっくり自身と向き合う「内省型」のプログラムにしてみました。
初日のオープニングを終えた後は、今回から起業塾のメンター(先導者)として携わっていただいた高橋 大就さんの講和から。
高橋 大就さんについて、詳しくはこちらをご覧ください。
テレ東プラス 記事 「お金から社会貢献へ。高橋 大就さんが語る若者のヒーロー像の変化」


高橋さんのお話、前田は昨年開催された「熊本リーダーズカンファレンス」で少し伺っていたのですが…
ミライづくり起業塾の参加者に向けて、高橋さん自身のこれまでや現在進行中のプロジェクト、ブランディングの考え方などを、グッと刺さるアドバイスなどを交えて話してくださいました。
気づけば私も、参加者と同じぐらい前のめりでメモを取っていました。
高橋さんの話に興味のある!という方は、ぜひ来年のミライづくり起業塾 or 産山ものづくり塾にご参加ください。
お待ちしています!(笑)
2日目の前半は、南小国町の『FIL』(株式会社Foreque)にて。
ゲストスピーカーとして、代表の穴井俊輔さんが話してくださいました。


「地域産業の新しい形・表現」をテーマに、この日にお話をしてくださった穴井 俊輔さんの想い・姿勢・表現から、“こうでなくてはならない”というプロジェクト起案段階の思い込みを、参加者の皆さんに一度解いてもらいたかったというのがこの時間の狙いでした。
ただ、穴井さんの表現の奥深さに、参加者・メンターも「すごいわ…」となっていましたね。
前田も俊輔さんや奥様の里奈さんには、直接お話を伺うことが度々あったのですが、このような機会はいつもサポート役に回っているので、参加者の皆さんをとても羨ましく思います(笑)

この後は、「教育」「農業」「観光業」「宿泊業」の4つのテーマに分かれ、南小国で活躍される地域パートナーの方々との交流(トークセッション)を。
写真を見て、伝わってきますでしょうか。
参加者はもちろんですが、地域パートナー側も真剣!!
自地域産業の課題や、新たな可能性の模索、参加者へのアドバイスなど、熱いトーク・交流が繰り広げられていました。
トークセッションの終盤は、頭とプランの整理の時間。
昨年の起業塾も要の役割を担っていただいた、DHE株式会社 代表取締役の柳原 秀哉さんたちよる、メンターとのフリーセッション。
今回も、「困ったときの柳原さん」といったように、参加者の様々な課題に対し、親身に、丁寧に、柔軟にアドバイスをしていただき、参加者を導いてくださいました。
この日は参加者の希望による、居残りの個別課外セッションも!
柳原 秀哉さんについては、こちらをご覧ください。
東京服飾専門学校 登壇記事

熱いプランを、地域に届けてほしい

第1タームの最終日、起業塾を通して得た気づきや変化をマイプロジェクトに反映し、中間発表を。
はじめのうちは「ど…どうも、初めまして」という感じだった参加者も、この頃にはチームとしての一体感が出てきたように感じました。
それぞれの参加者が「私のプランへの想いを届けたい!」とばかりに、ボディランゲージを交えながら中間発表に臨んでいました。
中には、起業塾の間に自分のプランが揺らぎ、「目を覚ませ!(私がやりたかったことを見失うな!)」と、自分のほっぺたを叩いちゃう参加者も。
その参加者のパフォーマンスに、会場が笑みに包まれ、いや、メンバー全員で大爆笑でしたね(笑)
『ミライづくり起業塾2020』の第2フェーズは、2月5日から7日までの3日間。
私からの、楽そうに見えて、いざ考えてみると「うっ…」っとなってしまう中間課題を乗り越えて、より解像度を上げた、自分らしい新たな地域との関わり方や新しい働き方を見つけ、ぜひ地域で実践につなげてもらえたらと思います。
また熱い3日間を、共に過ごしましょう!
阿蘇・南小国で、メンター・スタッフ一同、お待ちしています!

【追記】
ミライづくり起業塾 2020の第2フェーズですが、昨今の事情を鑑み、全てオンラインでの開催になりました。
オンラインでも充実した内容になるよう、頑張ります!